気温も徐々にさがり過ごしやすくなってきました。
そんな気持ちのよい午後、原宿周辺をふらっとひとり歩きしてみました。
人が溢れる休日の原宿でも、一歩路地を入ると
静かにアートを感じられる空間がたくさんあります。
神宮前の住宅街の中に建つPaul Smith SPACE。
その3階にあるPaul Smith SPACE GALLERYでは
レタープレス(活版印刷)をテーマにした企画展
「TYPE FROM LONDON Letterpress Art Exhibition」が開催中。
レターブレス(活版印刷)とは
活字を組み合わせて作った版(活版)を使用した印刷。
簡単に言うとハンコ(活字)みたいなもの。
写植やDTPによって活版印刷は絶滅に近くなってしまいましたが
インクの掠れや絶妙な文字のバランス、
限られた活字から表現する技術はとてもカッコよかった。
http://www.paulsmith.co.jp/paul-smith-world/news/type-from-london
Paul Smith SPACEから10分ほど歩いた所、
宮下公園の目の前にあるDIESEL SHIBUYA。
ここにもギャラリーがあって
現在「ARCHEOLOGY OF THE FUTURE -未来の考古学-」が開催中。
ヴァンサン・フルニエの写真など30点近く展示されていました。
その中でも「POST NATURAL HISTORY 続・自然史」というコーナーが面白かった。
時間的な旅によって未来から来た新種の動物を紹介するという企画。
極端な温度に耐えられる金属の足を持ったトキや
金属のアンテナにGPSを備えたコガネムシなどを
百科事典の図版の形で紹介されていました。
http://www.diesel.co.jp/art/archeology-of-the-future/
それとDIESEL SHIBUYAでは
建築家や空間デザイナーが自由な発想でインスタレーションした
ホームコレクションエリアがあります。
1年に1度変わるこのエリアは
現在、建築家岡田公彦さんの作品「WINDOWS」が見れます。
窓のない地下に窓のある空間をというコンセプトの様です。
http://www.diesel.co.jp/art/kimihiko-okada/
DIESEL SHIBUYAの店員さんおすすめで
原宿にある55DSLTOKYOに併設されているStudio FiftyFiveへ。
今は「FRANK’S GALLERY STORE by FRANK」が 開催中。
NY、LA、TOKYOを拠点にブック、イベントなど
様々なカルチャーを発信する「FRANK」の15年に及ぶ歴史などを展示。
そしてFRANKとゆかりの深いアーティストの作品が展示されていました。
前期(9.19~10.28)と後期(11.1~12.7)でアーティストが入れ替わります。
現在はTAKU OBATAさんと三巴 彫ひろさんの作品が見れました。
後期はMARK DREWさん、YOSHIROTTENさん、DURABLEさんが出展予定です。
http://55dsl.jp/studio55/franks-gallery-store-by-frank/
原宿周辺1km圏を少し歩くだけでも様々な芸術に触れることができました。
SHOPにギャラリーが併設されていて手軽にアートを楽しめる空間って昔はなかったような・・・
ちなみにご紹介した4つのギャラリーは全て無料で楽しめます。
芸術の秋にぶらっとギャラリー巡り、どうでしょうか?
原島